菊水の膨張剤不使用「かきあげ」 [調理・製菓・食材]

3202799-8.jpg少なくとも1年以上前から、食べないようにしている食材がある。
それは、ショートニングと膨張剤。

ショートニングは、「トランス脂肪酸フリー」、もしくは「ノントランス脂肪酸」と明記されているものはOKだが、大抵の場合は、トランス脂肪酸が含まれているので、食べない。
たしか、トランス脂肪酸は、動脈硬化等の原因になりうるかもしれない、といった情報を何かで読んだ。
詳細は検索してください。

ちなみに、日本では、ごく最近、「日本人のトランス脂肪酸摂取量」を調査した結果が発表されたけれど、「欧米諸国よりは摂取量が少ないので、特に問題にしなくて良いだろう」という、私に言わせれば「ゆるい」結果が出たらしい。
でも、

ゼロと少量は、全く違う。
ゼロはゼロだ。

話がずれるが、喫煙に関しても、しかり。
ここ数年の間に、調理師免許か、製菓衛生師試験の問題で、

「少しくらいなら喫煙してもいい」

という選択肢を見かけたことがある。
でも、

ゼロと少量は、全く違う。 ゼロはゼロだ。

大事な事なので、二度言いました。
その上、太字で文字も大きくしました。

喫煙は、生活習慣病の原因になりうるので、「少しならOK」じゃなくて、「絶対やめたほうがいい」のです。
少し泥の混じった水を、毎日少しずつ飲むと、たぶんそのうち病気になります。
きれいな水だったらOK。
それと同じことです。

話を戻しましょう。

ショートニングは、パンや、洋菓子によく使われます。
クッキーのサクサク感を出すのに使われます。
バターのような、動物性の臭みがないのも特徴です。

私が食べないようにしている主要な食材の、もう片方が、膨張剤。
ある時、「アルミニウムフリー」もしくは「アルミニウム不使用」と明記された膨張剤、ベーキングパウダーと出会った日から、市販の飲食物の材料に「膨張剤」もしくは「ベーキングパウダー」と書かれたものは、食べないようにしています。

飲食物の包装物には、原材料が明記されていて、その欄は、それほど大きくないので、大抵の場合は、「膨張剤」しか書いていません。
「膨張剤(アルミニウム不使用)」といった感じの表示を見たことは、今まで一度もありません。

ご承知の通り、アルミニウムは金属です。
飲食物から摂取しても、そのほとんどが排泄される、という話ですが、排泄機能が衰えていたり、何らかの問題を抱えていると、何かしらの影響が出る可能性もあります。
「ほとんどが排泄される」ということは、摂取する必要はない、と考えても良さそうなので、だったら摂取しなければ良いじゃないか、と思うのです。

膨張剤として有名なベーキングパウダーは、膨らんだお菓子に多く使用されています。
シュークリームの皮は、手作りするなら、ベーキングパウダーを使わないレシピもありますが、市販品だと、使っているお店もあります。

特定の商品名を挙げて恐縮ですが、「かっぱえびせん」にも使われているのだけれど、乳幼児向けに小袋で販売している商品には、原材料として使われてはいませんでした。
「大人だって、アルミニウムフリーのえびせんが食べたいのに!」と思ったけれど、もしかすると、アルミニウムフリーのベーキングパウダーは、アルミニウム入りのそれより高価なので、(材料費を抑えるため等の理由で)使用できない、もしくは使用したくないのかもしれません。

膨張剤使用の食品で、「えっ? こんなものに?」と驚いたのは、そば、うどんに使用する「かきあげ」や、「あげ玉」。
これらも、商品によっては、ただ単に「膨張剤」と書いているものが多いです。
トップに画像を載せた「菊水」というメーカーの「かきあげ」は、膨張剤を使用していないので、個人的に安心して購入できます。
本日購入の品の、原材料は以下の通り:

小麦粉、植物油脂、えび、コーンスターチ、卵白粉末、小麦たん白、酸化防止剤(V.E)、紅麹色素、(原材料の一部に大豆を含む)

以上転載終わり。
酸化防止剤の「V.D」は恐らく「ビタミンD」の略。
ひょっとすると、揚げ油にシリコーンが含まれているかもしれませんが、そこまでは、包装上の情報からは読み取れません。
コーンスターチも、人によっては、有機栽培か否かにこだわる人もいるかも。
紅麹色素は天然色素なので、好感が持てます。
「原材料の一部に大豆を含む」と言われると、乳化剤を想起しますが、乳化剤は使っていないので……何に大豆が含まれているのか、ちょっと謎。
大豆は、小麦粉同様、アレルギーのある方は回避したい食材なので、明記してあると、安心です。

今まで、「アルミニウム使用の膨張剤を使ったかきあげ」と、「膨張剤不使用のかきあげ」を食べ比べたことがないので、食感や、おいしさがどう異なるか、わかりませんが、それらが店頭に並んでいて、どちらか自由に選べるのだったら、後者を絶対選びたいと強く強く思うのです。

ちなみに、「菊水」さんは、札幌ラーメンの麺も製造販売していて、とてもおいしいです。
ラーメンの麺は、メーカーによっては、3玉もしくは4玉入りで、100円を切る時もありますが、菊水さんの麺は、単価が少し高いです。
たしか、新千歳空港のJALショップにも、菊水のラーメン(箱入り)が売られていた気がします。

札幌ラーメンは、麺が若干太めで、ちぢれていて、濃厚なスープがよくからむタイプのものが多いように思います。
スーパーマーケットには、缶入りもしくは小袋入りの麺スープがありますから、塩、味噌、醤油、いずれかの味を選んで一緒に購入するとよろしいかと。
菊水の麺も、道内の他の企業の麺(たとえば、ざっと思いつくだけで、苫食さんや、藤原製麺さん)もおいしいので、チャンスがあれば、お試し下さい。
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jd

ひで@さん、niceありがとうございます。
by jd (2012-03-21 16:56) 

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