今回のO-157集団食中毒 [調理・製菓・食材]

6831-10.jpg先日、洗濯をしていたら、洗濯機の前で見慣れないお客さんを発見したので激写。
サッカー選手みたいですね、柄が。
可能なら、ゴールキーパーをお願いしたい体格です。

さて、先日北海道で発生したOー157の食中毒に関して、私の知る限り、現状をご報告。
まず、今までの流れをざっと説明。

1)食中毒発生
 受診した患者を診察した医師の見極めが若干遅く、食中毒だとすぐに認められなかったケースがあるらしい。
 (食中毒になった患者を診察した医師は、24時間以内に届け出なければならない、という約束事があります)。

2)感染源特定
 札幌市内で製造された白菜の浅漬けが原因と判明。
 原因となった飲食物の特定には、1週間くらいかかった。
 土壌そのものにOー157があるかもしれないので、浅漬けの材料と産地を調べよう! →白菜みたい

3)白菜の風評被害発生
 簡単に言えば、買い控えが起きた模様

4)白菜は無実
 材料の白菜、キュウリ、人参は感染源ではなかった模様。
 これは、同じ材料を使って製造された食品が他で販売されたが、食中毒になっていないことから判明。

5)発生源は?
 Oー157は野菜の生産地や野菜自体ではなく、浅漬けの製造元に!

6)白菜大量廃棄処分
 30日の道新朝刊によると、白菜が売れなくて、出荷先がないため、収獲せずに畑に大量にすきこんでいる農家があるらしい。
 その被害総額が、何十万か出ているとか。

流れは、以上の通り。
ここでちょっと気になったのが、「Oー157が、白菜等の野菜の産地(土壌)に存在したかも!」の所。
土壌に存在する「食中毒の原因になりうる菌」で有名なのは、セレウス菌だと思っていたので、個人的には、Oー157が畑にいるとは思えませんでした。
 →畑に菌がいて、野菜に付着していたとしても、製造過程で消毒等きちんとすればOK!

食中毒の原因となった菌が、Oー157だと聞いた時、
「あー、製造者がトイレに行って、手を洗わなかったのかも!」
とも思いました(あくまでも憶測です)。
Oー157は、二次感染に気を付けたい菌の一つで、たとえば感染者の吐瀉物や排泄物を、きちんと処分及び消毒しないと、第三者に二次感染する可能性があります。

食中毒の感染には、「健康保菌者」という専門用語があり、これは、「菌に感染しているけど食中毒の症状は出ていません」というタイプの人を差します。
今回の事件は、製造元の従業員に、「Oー157に感染した健康保菌者」がいて、その人から浅漬けの材料や、浅漬けを作るために使った調理器具に菌が移った可能性があります。

あるいは、実は従業員は健康保菌者ではなく、たまたま外部からやって来た第三者(業者さん等)が健康保菌者で、そこから……という可能性も考えられます。

たしか、「製造業者の従業員、2名の排泄物からOー157が検出された」という報道を見た気がするので、外部ではなく、従業員が感染源の可能性が高いですが、じゃあ、その方々は、どこで感染したのだろう、という疑問が出てきます。
 →従業員が健康保菌者だったとしても、食品製造時に手指を洗う等、衛生面に気を付けていれば、感染に至らなかったかも。

昨年、岩見沢で起きた食中毒の時もそうですが、感染した飲食物を扱った方々は、心理面でかなりの負担を感じられていることでしょう。
そういった方々の心的フォローも、どこかで誰かが対処してくださっているといいですね。

それと、私は今まで、食中毒にかかったことがないので、もしも自宅で食中毒が発生しても、うまく対処できないかもしれません。
たとえば、消毒用アルコール等は持っていませんから、今後、機会があれば、そういったものも、念のため準備しておいたほうがいいかも、と思いました。
もちろん、まずは、食中毒が発生しないような調理、提供が必要ですが。

注:この記事、記憶を頼りに書いたので、孫引きはご遠慮下さい。

追記:
 以前、カイワレが感染ルートになって食中毒が発生した時、農林水産省かどこかの偉い人が、
マスコミを集めて「カイワレは安全!」と言いながら食べて見せたことがありましたが、
似たようなことを早急にどこかでやってほしいですね。

白菜を廃棄しなくて済むようになるといいです。
廃棄せずに加工するとしても、白菜のジャムなんて、ちょっと想像もつかないし、
今から商品開発は難しいでしょうから、白菜をそのまま購入してくれる人の数が復活するのが一番だと思います。
タグ:Finepix F10
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jd

hosoPさん、ひで@さん、niceありがとうございます。
by jd (2012-08-31 11:02) 

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