ノロウィルス流行のきざし? [調理・製菓・食材]

284406-6.jpg昨日、10センチ前後のまとまった雪が降り、我が家の愛車はこの有様。
2、3日外出しないので、適当に雪を下ろしただけで撮影しました。

以下、ノロウイルス関連の話(調理師試験と製菓衛生師試験がらみ)。
興味がない方はスルー願います。

さて、昨日か今日の某新聞社朝刊に、「ノロウィルス流行のきざし」という感じの見出しが付いた記事が掲載された。
若干違和感を感じる見出しだった。
「流行って言われてもなぁ……」と思った。

北海道限定の話だけれど、北海道内で実施される調理師試験と製菓衛生師試験で、ノロウィルスに関する問題は、よく出る。
未確認なので、断言出来ないけれど、毎年出題されると言ってもいいかもしれない。
だから、両方の試験を受ける際、すごく勉強した。
主な感染経路、ウィルスが増殖する条件、発病した時の症状、対処方法などは重要だ。

最低でも覚えておきたいことを挙げる前に、今年の北海道の調理師試験の問題(過去問)を見てみよう。

問40 次のノロウイルスに関する記述のうち、正しいものはどれか。一つ選びなさい。

(1) 感染力は弱く、ウイルスを含む嘔吐物や糞便が飛散しても感染の心配はない。
(2) 人の小腸のみで増殖する。
(3) 気温や湿度が高くなる夏場には、ウイルスが増殖しやすくなるため、ノロウイルスを原因とする食中毒が多発する傾向にある。
(4) ノロウイルスの不活性化には、次亜塩素酸ナトリウムよりも消毒用アルコールが適している。

以上、過去問より転載終わり。

正解はたぶん2(「たぶん」と書いておこう)。

ノロウィルスは人の小腸内で増殖。
牡蠣などの二枚貝等を媒介して再び人の体内に入る。
だから、「ノロウィルスによる食中毒が発生した」という報道を知ると、「調理に携わる人が手を洗わなかったのね」と思う。
感染経路がわからない時もあるけれど、大抵はそのパターンを疑っていい。

この過去問を元に、勉強をするなら、私なら、「じゃあ、正解以外の選択肢は、何が間違っているのか?」を調べる。
まず自分で間違いを見つけて正し、調理師読本か製菓衛生師読本で答え合わせをする。

選択肢を詳しく見ていくと、

(1) 感染力は強い。
 ウイルスを含む嘔吐物や糞便が飛散すると二次感染を起こすかもしれないので、それらの処理、消毒をしっかりやる。

(3) 夏場ではなく、冬場に多く発生。

(4) どっちですかね? 思い出せませんが、たぶん(2)が正解なので、今は問題無し。後で調べましょう。

といった感じ。
一見、難しそうに見えるけれど、きちんと読めば、すごく簡単で親切な問題かも。
(4) の「不活性化」は、たとえば、他の食中毒菌で言うなら、「○度で○分加熱すると死滅する」といった表現の、「死滅させるための手段」を言います。

ノロウィルスは、主に、人の糞便を介して感染、食中毒を起こしやすいので、調理及び製菓の担当者は、トイレに行ったら必ず手指を清潔にしてから仕事に戻る。
それが大事。

万が一、誰かが、食中毒が原因とみられる嘔吐、下痢になったら、吐瀉物や排泄物はきちんと処理及び消毒して二次感染を防ぐ。

そうすれば、「流行」は防げると思います。

今後、試験を受ける方には、以下のような情報も押さえておくと安心かも。

・手指の洗浄に使う逆性石鹸の使い方は? (普通の石鹸と逆性石鹸、どちらが先?)

・食中毒を防ぐための三原則は?


(ウイルスとウィルス、どっちを使うか、軽く悩みつつ、適当に。過去問は原文ママ)
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