ペットボトル廃油石鹸 [手作り石鹸]

日本では、数年前に手作り石鹸のブームが来ていたそうですが、全然知りませんでした。
我が家には2、3年前に、ブームが遅れて到来。
それ以降、ラードや廃油で石鹸を作り、使っています。
今さら、という感じもありますが、「友人に廃油石鹸の作り方を教えるとしたら、こんな感じかなぁ」というコンセプトで以下、記述。

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は劇薬です。
初めて作る時は、既に石鹸を作ったことのある経験者の指導を受けて作成するのが望ましいです。


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材料:ペットボトル(500ml 材質が厚いもの)
廃油 300g
苛性ソーダ 45g (15%)
水道水 105g (35%)
尿素 3g (1% 園芸用 I46)

オプション:
蜂蜜(中国産、食用) 小さじ1程度
ハッカ取り卸し油(北海道仁頃産) 5滴

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必要な道具:

1gまで計れるハカリ
苛性ソーダ、水道水、尿素、蜂蜜を溶かす入れ物(プラスチックまたはガラス)
スプーン(薬剤を溶かすのに使用。ステンレス製または高熱に耐えるプラスチック。割り箸等も可)
適当な容器と水道水(水溶液を冷やすのに使用)

※苛性ソーダや尿素、水溶液は素手で触らないようにしましょう。
万が一水溶液が飛び跳ねた時のために、エプロン、メガネ、手袋等があると便利。
道具の下に新聞紙を敷いておくと便利。

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作り方:

1)材料を全て用意。

2)水道水に苛性ソーダを入れ、よく溶かす。
 高熱が出るので、計量した水道水を入れた容器を、「水溶液を冷やすための一回り大きい容器」に浸けておき、そこへ苛性ソーダを入れるとやりやすい。
 有毒なガスが出るので、換気を良くし、ガスは吸わないようにする。

苛性ソーダや尿素は親水性で、木製の床等に落ちると、化学反応を起こして床が焼けたりします。
容器から容器に移す時は、こぼしたり、肌や衣類に飛び散らないよう、くれぐれも注意してください。
万が一肌に触れた場合は、急いで流水で洗いましょう。

3)尿素を入れて、よく溶かす。溶液は薄い白または透明。
溶け残りがないよう、しっかり撹拌。

4)蜂蜜を入れて、よく溶かす。溶液は赤または褐色がかった赤(上の画像参照)。

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5)廃油が入ったペットボトルに注ぎ込み、きっちり蓋をして振る。
全体の重さや、振った時の感触を覚えておく。
最初は透明感があり、振った時の感触は液体っぽく、軽い。
休み休みで良いので、中身がドロッとしてくるまで振る。

※万が一、材料が全部混ざらないまま固まった場合、その石鹸は使えない可能性があります。
とにかくしっかり混ぜましょう。

実は500mlのペットボトルに廃油300gのレシピだと、空きが少なくて、若干混ぜにくいです。
同じ割合で廃油を200gに減らしてやると、ボトルを振りやすくなります。
あるいは、廃油300gに対し、1リットルのペットボトルでも可。

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6)色が若干変わり、振った時に重たく感じられる。
ボトル内側での液体の移動が遅くなる。

※材料が完全に混ざっていない石鹸を使うと、皮膚が火傷したようになる可能性があります。
元々、水と油を混ぜるわけですから、とにかくしっかり撹拌しましょう。

今回は、約15分でドロッとして、完成確認。

この時点で中身を3連プリンの空き容器等に流し込んで固めても可。

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7)蓋を開けると、若干固体化した石鹸が口の内側にも付着している。
ハッカ取り卸し油を5滴入れ、蓋をしてよく振る。

※ハッカ油5滴は、適当です。
ほんのり香るか、あるいは肌にスッキリする程度にしようと思って、5滴にしました。
何度か作るうちに、量を調整してください。
ハッカ油の他にも香料が使えます。

8)石鹸が下の方にたまるようにボトルを振り、比較的温かい所に置く。

※油の性質によっては、冬期間、作成後に気温の低い場所に置くと、石鹸になる前に、油自身が冷えて固まるかもしれません。
心配な時は、完成後に古いタオル等で包んで発泡スチロールの箱に入れる等、保温してあげてください。
無理に加熱する必要はありません。

苛性ソーダ等を溶かすのに使用した容器は、熱が冷めたのを確認してから流水で洗ってください。熱いまま水に浸けると危険です。
石鹸の生地が付着したものは、新聞紙やウェスで拭き取ってから水洗いを。

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9)翌日、触ってみて、まだ温かいようならそのまま放置。
それほど温かくなければ、カッターでボトルを切り、石鹸を取り出す。
カッターでボトルを切る時は、手を切らないように、注意しましょう。

※材料が混ざっていなかったり、割合を間違ったりした場合、ペットボトルの中身は液状のままかもしれません。
蓋を開ける等して、中身が完全に固体化しているか否か、確認してからボトルを切りましょう。
軟らかくて取り出せない、という時は、無理して出さないでOK。

10)適当な大きさに切り、直射日光の当たらない風通しの良い所で、4週間程度、乾燥させる。

出来たての石鹸は軟らかいので、爪等の跡がすぐに付きます。
切り分けには包丁が便利。
切断面を波状にしたければ、チーズ用のナイフが使用できます。

乾燥中は、時々ひっくり返して裏側もくまなく乾かします。

口に近い部分に残っているのも石鹸ですから、剥がれてきたら剥いで乾かすか、そのまま乾燥させてスポンジ等で泡立てて使います。

乾燥前の石鹸に触った時は、なるべく早く手を洗いましょう。
お子さん、動物等が食べないように、気を付けましょう。

11)使用したペットボトルも同時に適宜乾燥させて、台所用洗剤として何か洗う時に使うと良い。

長くなりましたが、もう少し書き足したいです。
また、参考文献等は、後日追記します(7月18日)。

さて、本日のワタクシ。
なぜか昨日くらいから、「あー、お腹空いた!」という感覚がやってこない。
毎食食べ過ぎなのかしら?

今朝も、そんなに空腹ではないと思いつつ、朝から調子に乗ってパン・ド・ジェーヌを食べる。
旨い。
食間に長崎県産の煮干しをつまむ。
旨い。
明治・十勝バターを舐める。
旨い。

何食べてもおいしぃぃぃぃ!ヽ(`Д´*)ノ゛

夕方になって気づきました。
どうやら、毎食、「噴門から幽門までビッチリ詰めこんでいる」かもしれません。
午後4時過ぎに小腹が空いて、その後、リンゴを食べ、夕食を食べ、パン・ド・ジェーヌをおかわりしたら、もう何も食べられなくなりました。
苦しいですwww

まだまだ食べたい物があるけれど、食欲があっても、消化が間に合いません。
もうちょっとこう……「品数多く、少量で」が良いかしら?
イベリコ豚食べてみたい。

今日食べた物リスト:
パン・ド・ジェーヌ(自家製)
ほべつメロン(北海道穂別産。1個395円。おいしかったぁぁぁぁ!!!)
煮干し(長崎産。おやつ感覚でボリボリ食べた。食べ過ぎを懸念して少量で我慢する)
焼きうどん(鶏挽肉、舞茸、キャベツ、全卵、中濃ソースと本膳で味付け)
カスピ海ヨーグルトの自家製ルパーブジャム添え
紅玉(東北産)
冷やしラーメン(麺、つゆ共に藤原製麺。トマト、カニカマ、道産ブロッコリー、ハム、キュウリ)
そうめんコンニャク(副食だぜ!)
ラッキョウのパリパリ漬け(自家製。元のレシピは「きょうの料理」)
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コメント 3

jd

きんたさん、niceありがとうございます。

家庭菜園のトマトがおいしそうでした。
by jd (2011-07-19 08:48) 

jd

とみっちさん、niceありがとうございます。

今日はとても暑かったです。
天然温泉のスーパー銭湯に行って、帰りにガリガリ君梨味食べました。

夏 で す ね !

by jd (2011-07-19 21:39) 

jd

月夜さん、niceありがとうございます。

実は高校の頃、化学の実験が大好きでした。
生物、化学、物理だと、化学が一番好きかも。
物理は……

いやもう、聞かないでwww
by jd (2011-07-21 21:26) 

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