カード、使い方のヒント [調理・製菓・食材]

P1276152-8.jpg裏技ではなく、使い方のヒント。

1)押し切り
練り込みパイ生地、スコーンの生地作り等に。
粉類を用意し、小さめに切ったバターやショートニングに粉をまぶしながら、カードの丸い方で押し切る。
(画像参照)

パン生地の分割に。
一次発酵後のパン生地をボウルから出す時、丸い方をボウル内側と生地の間にそっと入れて、生地が出てくるのを助ける。
生地側面をカードで少し押して、ボウルから優しく剥がすような感じ。

平らな方でパン生地を押し切る。

ただし、カードよりステンレス製のスケッパーの方が切れ味が良く、押し切りに適しているので、パンの発酵生地を切るならスケッパーの方がいい。
カードでもスケッパーでも良くて、そのへんは好みの問題。
スコーン生地の分割は、カードよりも刃物の方が良さそう。

もう一つ言うと、スケッパーは、丸い部分を握り、上から「のし板」やまな板に対して垂直に重さをかけて押し切る。
包丁やナイフのように、前後にギコギコする人がいるが、そういう切り方には向かない。

2)粉類をまとめたり、移動したり
パイ生地やパン生地を台の上で寄せ集めるために使える。
丸い方を握り、平らな面を台に密着させて使う。
寄せ集めた粉類をカードの上に載せて移動したりもできる。

3)ビニール袋の絞り出し
ある程度厚さのあるビニール袋に入った食料を絞り出す時、丸い方を握り、平らな面を袋に密着させて絞り出す。
たとえば、ビニール袋入りの餡子やペーストなどが、きれいに絞れる。
ビニール袋の材質によっては、スケッパーの方が使いやすいことも……。
カサカサ音がするタイプのビニール袋は、薄くて破れやすいですから、カードを使う時は袋を破かないように
注意してください。

4)くっつき防止
一次発酵を終え、分割して丸めたパン生地をベンチタイムで休ませる時、生地と生地の間にカードをはさんでくっつかないようにできる。
まぁ、生地同士を離しておけばいいんですけど、離して置けない時に。

5)まとめにくい生地に
パネトーネなど、油脂が多すぎて、手で触り続けると、そのうちデロンデロンになりそうな生地は、カードを使ってたたむように生地をまとめる。
直接触りたくない、あるいは触れない生地は、カードを使うと便利。

余談ですが、ある人のパン作りを見ていたら、ニーディングの最初から溶かしバターを入れてこねていました。
私の場合は、バターやショートニングは、パン生地がある程度まとまってツヤがでてきた頃に、塊をほぐしながら入れてこねます。
油脂は少量ずつ加えていけば、分離してやりにくい、ということもありませんが、すごくたくさん入れたり、室温が高くてベッチョベチョになりそうな時は、手ごねをあきらめてカードを使います。
カードを使ってある程度まとまったら、手ごねに戻ることもあるかもしれません。

使い方ヒント、以上で終わり。
余談ですが、カードは100円ショップでも売られています。
1枚あると便利です。

本日の参考画像は、パイクラスト(生地)。
例によって、強力粉、薄力粉、バター、ショートニングが入っています。
ショートニングは素手で触ると柔らかくなりやすいですから、なるべくカードで油脂を細かく切ってから、両手でそぼろ状になるまでチマチマします。
30分くらいかかりますが、考え事をしたり、ボーッとしたり、結構楽しいです。
撮影後、手を洗ってからザクザクしました。
タグ:e-p3 カード
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