煎茶、碾茶(てんちゃ)、番茶の違い [調理・製菓・食材]

1)茶樹の栽培方法が異なる
 ・煎茶……茶摘みまで上に覆いをかけずに育てる
 ・碾茶……覆下(おおした)。約21日間、茶園全体を厚い布で覆う。
    日光97~98%を遮断し、風を当てずに新芽を育てる。

2)製成方法
 ・煎茶……揉捻(じゅうねん)。茶を揉んで針のようにする。
 ・碾茶……平葉(ひらは)のまま乾燥させる。揉まない。
   葉脈の取れた薄葉(うすは)を茶臼に入れ、すって抹茶にする。

3)飲み方
 ・煎茶……「葉、湯」の順。
   茶器に葉を入れ、湯を注ぎ、だし汁を飲む。淹茶(えんちゃ)法。烹茶(ほうちゃ)法。
   淹茶法は煎じてはいない。
 ・碾茶……同上
 ・番茶……「湯、葉」の順。
   湯の中に葉を入れる。
   平安時代のお茶は、この形の「煎じ茶」だった。
   唐との交流から作法がそのまま入ってきた。
   番茶の「番」は、「何番目に摘んだか?」の番?

大学時代の講義ノートからの記述。
正確さに欠けるかもしれないので、転載はご遠慮下さい。
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